【2018年は最高の条件】お盆の夜に見れるペルセウス座流星群とは?方角や時間帯は?
8月の流星群といえば、ペルセウス座流星群
毎年お盆の時期に見られるとても派手な流星群です。
流星群とは?
そもそも流星群とは、何でしょうか。
通称「流れ星」と言いますが、実は流星群は私達が思っている「星」とはちょっと違います。
大きさは数ミリ〜数センチほどのとても小さなもので、宇宙全体からするとチリのようなものです。
この流星群、つまりチリの集まりは彗星が太陽に近づいた時にできるもので、彗星はこのチリを軌道上にばらまきながらまわっています。
そして軌道上にまんべんなくチリをばらまけた結果、地球の軌道と彗星の軌道が交わる交点上にもチリは存在し、地球とこのチリがぶつかった時、チリは地球の大気と激しく衝突し、大気や気化したチリの成分が光を放つことで私達は流星群(流れ星)として観察することができるのです。
地球が彗星の軌道を横切る日時は毎年ほぼ決まっていますので、毎年同じ時期に流星群が出現します。
つまり、流星群には母体となる彗星が存在するということですね。
ペルセウス座流星群とは?いつ見える?
ペルセウス座流星群とはスイフト・タットル彗星を母体とし、ペルセウス座γ星付近を放射点として出現する流星群です。
7月20日頃から8月20日頃にかけて出現し、8月13日前後にピークを迎えます。
しぶんぎ座流星群・ふたご座流星群と並んで三大流星群のひとつで、年間でも常に1・2を争う流星数を誇ります。
条件がよければ、1時間あたり80個以上の流星が観測されます。ピークの時期がお盆の直前なので、夏休みなどの時期と重なり多くの人が注目している流星群です。
2018年はペルセウス座流星群の観察に最高の条件!
星空観察にあたって、月明かりはとても大きな影響を及ぼしますが・・・
幸いなことに2018年の8月11日は新月のため月明かりの影響は全くなく、とても良い条件でペルセウス座流星群を観察することができます。
2018年ペルセウス座流星群の天気は?
星空観察にあたって、天気はとても重要です。たとえ雨が降っていなかったとしても、分厚い雲に覆われていれば流れ星を見ることは難しいです。
様々な天気予報サイトで天気をチェックしておきましょう!
・10日間天気予報はこちら→ 日本気象協会 tenki.jp
・雲の動きを詳細に見るならこちら→ GPV気象予報
私のおすすめは、GPV気象予報です。雲の動きをかなり詳細に確認できますので、晴れているエリアを探すにはぴったりの気象サイトです。
ペルセウス座流星群はどの方角に見える?時間帯は?
ペルセウス座流星群はペルセウス座のγ(ガンマ)星の近くに放射点をもち、この放射点を中心に放射線状に流れていきます。
ペルセウス座は2018年8月13日0時の時点で北東の方角にありますので、まずは北東方向に向いてペルセウス座を探しましょう。
ペルセウス座流星群がたくさん見れるおすすめの時間帯は、8月12日から13日にかけての夜です。
また、その前後の日でもある程度は流れ星を観察することができます。
https://www.nao.ac.jp/astro/feature/perseids2018/